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2020.11.07

破滅が迫る世界で写真を撮る『ウムランギジェネレーション』、 本編二週間前の世界を描くDLC「マクロ」、Steamにて配信開始!

ウムランギジェネレーションDLC「マクロ」_Presskeyart
PLAYISMは、ORIGAME DIGITAL開発の『ウムランギジェネレーション』のDLC
『ウムランギジェネレーション マクロ』をSteamにて配信開始したことをお知らせいたします。

『ウムランギジェネレーション』とは何なのか

『ワシントンポスト』でも取り上げられた、欧米圏で特に高く評価されている独創的なインディーゲーム

本年5月に発売された『ウムランギジェネレーション』本編は、『Euro Gamer』をはじめとする著名海外メディアで高く評価され、ゲームメディアではない『ワシントンポスト』でも取り上げられているほど、その独自性が特に欧米圏で話題になっているゲームです。Metacriticのメディアレビューでは『Digital Chump』で95点、『Game Spot』で90点のスコアがついています。



 

写真を撮ることだけを通して“破滅が迫るクソみたいな世界”に関わるゲーム

『ウムランギジェネレーション』は、親切なチュートリアルに慣れた我々には「不親切」なゲームと言ってもいいでしょう。ただ、それがこの唯一無二の『ウムランギジェネレーション』の世界を構築している要素の一つなのは間違いありません。
最初に2、3分で終わる簡易すぎるチュートリアル ーというよりこのゲームだけの、撮影された写真の評価方法とステージクリア、ボーナスについての説明― が終わると、いきなり最初の「マウアオ」と書いてあるのステージに放り出されます。壁一面に描かれたサイバーパンクなストリートアートが目を惹く、赤い空に照らされた小さなステージです。もちろんここはどこなのか、なぜここにいるのか、主人公がどんな人間か、そしていま世界がどうなっているのか等々のストーリーに関する親切な説明はゲーム内では何もありません。


ちなみに、主人公がゲーム内で行えることは、基本動作のほかは「写真を撮影する」ことがほぼすべてです。そのほかには、「フィルムを拾う」「(友達の)ポーズを変えさせる」、「ポストカードを作る」ことのみです。破滅が迫る世界を変えようとするわけでも、何かを倒すわけでもありません。(実際のところ、破滅が迫る世界で、一般人にできることなどあるでしょうか?)

「友達のポーズを変えさせる」アクション(左下の写真のように、ブレイクダンスをしたりします)と大事な4人の友達


操作方法はFPSのキーボード操作を基本としており、それに慣れていない人には主人公を動かし狙い通りに撮影するという操作すらおぼつかず、何度も何度も操作方法画面を繰り返し見て覚えることでしょう。移動操作はFPSと同じくWSADキーに対応しており、移動しながらジャンプも2段まで行えます。右クリックでカメラを構え、タッチパッドかホイールスクールでレンズを変えて左クリックで撮影、そして現像というのが一連の流れです。
ゲームは、「MIXという単語」「マウアオ山」などの目標物を撮影する「フォトバウンティ」というミッションをこなすことで進み、すべてのバウンティを達成すると次のエリアに移動します。この「フォトバウンティ」に取り組むことによって、ストーリーやフレーバーテキストなどの説明が何もなくても、自然とこのゲームがどんな世界なのか理解できる秀逸な設計になっており、「破滅が迫るクソみたいな未来の世界」とマッチしたクールな音楽と、ORIGAME DIGITALしか表現しえない「終末」を想起させるサイケデリックでサイバーパンクなグラフィックが融合することで、最初は操作すらおぼつかず「いっそもう投げ出してしまおうか」と思っていたのに、いつしかこの世界に入り込んで写真を撮ることに夢中になってしまう、そんなゲームが『ウムランギジェネレーション』です。

例:「MIXという単語」や壁に描かれたテキスト


 

プロの写真家も認める本格的なフォトモードと、写真の評価基準について

写真を撮ることのみによって展開されるゲームなだけあって、レンズの種類も「フォトバウンティ」を達成することで「広角レンズ」「望遠レンズ」などの多数のレンズが増えていきます。写真家がデジタル現像をするかのように「露出」や「カラーバランス」、「彩度」、「コントラスト」、「色収差」などを調整バーで細かく手軽に変えることができます。その場で確認できるので、写真に詳しくないユーザーでも簡単に加工ができ、撮影時にはイマイチに見えた写真も、バーを調整して工夫するだけで素晴らしい一枚になることもあり、撮影が止められなくなります。

例:同じ被写体のバランス調整写真たち



ただし、このゲームのカメラは一眼レフで「フィルムカメラ」なため、撮影が止められなくなったとしても撮影できる枚数には限りがあります。撮影枚数は、ステージ内に置いてあるいくつかのフィルムを拾うことで増やすことができます。



写真を撮影するごとに、チュートリアルで説明される「色、被写体、構図」の3つの基準によって算出される報酬額をゲットできます。ただし、開発者のORIGAME DIGITALナフタリ・フォークナー氏が強調するのは、“これはあくまでゲーム内の基準であり「正しい写真/間違った写真」があるわけではなく、『ウムランギジェネレーション』をプレイする一人一人がアーティストなのだ”、という点です。実際のところ、多数の金額がもらえる写真を狙って撮影しても、それほど見返りはありません。報酬額を競うことが目的のゲームではないからです。


 

『シン・ゴジラ』などの庵野監督作品や、『ジェットセットラジオ』に影響を受けた世界観

ナフタリ氏はニュージーランドの先住民であるマオリ族で、「ウムランギ」とはマオリ語で「赤い空」を意味します。ステージ名やチュートリアルでも多くにマオリ語が使用されており、それがまた独特の世界観を描きだす一因の一つとなっています。なぜこのゲームのタイトルが「赤い空の世代」なのか。それはフォトバウンティを達成してステージを進めていくことで自然と理解することになるでしょう。
また、ナフタリ氏は本作で影響を受けている作品として『ジェットセットラジオ』や、『シン・ゴジラ』などの庵野秀明監督作品を挙げています。本編の「終末観」の表現にはその影響を多く見て取ることができます。


11/7にリリースされた
DLC『ウムランギジェネレーション マクロ』について

世界で異変が起き始めてから地上が地獄と化しているため、多くのVIPたちが危機から目を背け、安全な暮らしを送るために新エリア「タウランガ地下都市」を建設します。DLCではその「タウランガ地下都市」エリアが追加され、以下の3ステージを新たにプレイすることができます。

  • ゲーマーパレス:VIPがどんな乱痴気騒ぎを起こしているか見に行ってみよう!(ただし、命の保証はありません)
  • UN格納庫:UNが秘密裏に進めていた計画を明らかにしよう。
  • ハキダメ:地下都市のさらに下、泥とゴミの滝の下に生きる人々の世界。
DLCエリア




本格的なフォトモードにさらに加わった新装備
  • 自撮り用レンズ - 謎めいていた主人公の姿が白日のもとに!?
  • ボックスレンズ - インフルエンサー御用達の四角い写真が撮れる
  • ポケットレンズ - 分かる人には分かるかもしれない、ミドリ一色の写真が撮れる
  • ローラーブレード - 念願の高速移動!しかも走った軌跡がネオンになる。
  • スプレー - 一部のオブジェクトにグラフィティを描ける!
  • 匍匐パッド – しゃがみから更にローアングルも目指せるように
  • 絞り調整 – 絞り値の変更ができる
  • ISO調整 – ISO100から3200まで変更可。基本は200。
  • シャッタースピード調整 – 1/30にして動きを写そう

このDLCをきっかけに、『ウムランギジェネレーション』という「インディーゲーム」でしか味わえない世界を体験してみてください。


作品情報


Umurangi Generation ウムランギジェネレーション
Steamストア | 「マクロ」ストア | 「マクロ OST」ストア
『ウムランギジェネレーション』バンドル
■開発元:ORIGAME DIGITAL
■販売元:PLAYISM
■DLC発売日:2020年11月7日(土)
■プラットフォーム:Steam
■DLC価格:1,010円(税込)*本編は1,520 円(税込)
■ジャンル:サイバーパンクフォトグラフィカルゲーム(あえて言うなら)
■対応言語:日本語・英語・簡体字・独語
©2020 ORIGAME DIGITAL. Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc.

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