夢とは、人の心情そのもの。あなたは一人の人間の深層心理を目の当たりにしていくのです。
TRAUMA は、交通事故を生き延びた一人の若い女性の物語を描いた作品です。
彼女は治療中に、自分の心の奥底を垣間見るかのような夢を見ます。
――例えば、両親を喪ったことをどう捉えているか、などについてほんの少し知ることができるかもしれません。
プレイヤーは、その夢の中をクリック&ポイントの簡単な操作で、彼女の夢の世界をインタラクティブに体験することができます。夢の世界は、写真をつないで構築されており、グーグルストリートのような操作感で動き回れるのです。
夢とは、人の心情そのもの。あなたは一人の人間の深層心理を目の当たりにしていくのです。
伝統的なアドベンチャーゲームをベースに、ジェスチャーによる操作、ダイナミックでシームレスなデザインレイアウト、写真を生かした独特なビジュアル、そして複雑なパズルではなく豊かな体験にフォーカスしてゲームデザインし、そこに一風変わったストーリーが加わった、密度の濃い、深みのある作品です。
クリアまでのプレイ時間は1時間ほどですが、きっと、いつまでも心に残る作品になるでしょう。
受賞歴
- IndieCade 2010 ファイナリスト
- I2010 Independent Games Festival - Semas McNally Grand Prize ファイナリスト
- I2010 Independent Games Festival - Excellence in Visual Art ファイナリスト
- I2010 Independent Games Festival - Excellence in Audio ファイナリスト
- EIGA 2010 ファイナリスト
人生をちょっと考えさせるようなテーマのゲームを。
TRAUMAは、デザイン学校の卒業課題として開発を始めました。
デザインの勉強で得た、商品やサービスについて考えてきた経験をゲームに活かそうと考えました。
そこで気づいたのは、ゲームをする人としない人の間には、深い溝があることでした。
中間はほぼありません。ゲームが好きな人、完全に無視する人、そのどちらかです。
彼らはなぜゲームを無視するのでしょう。
今のゲームはあまりに生活とはかけ離れたものであり、その手法はあまりに難解なのではないでしょうか。今のゲームとは、プレイヤーの広い心の上に成り立っているものなのです。
プレイした代償に得られるものは、日々の暮らしに直接関係するようなものではありません。
ゲームは、私たちの日常とは別に存在するもののようです。
私はそうでないゲームがあってもいいじゃないかと思いました。生きていくことと関係のある、ちょっと人生を考えさせるようなテーマのゲームがあってもいいじゃないか、と。
ゲームデザイナーに必要なのは、それを抱きとめる勇気と器量なのです。
本作は、私の最初の実験です。これからも、この考えを追求していきます。
KRYSTIAN MAJEWSKIDeveloper's Voice
Windows
- Operating SystemWindows XP / Vista / 7
- ProcessorDual Core 1.5 GHz
- Memory2 GB
Mac OS
- Operating SystemOS X version Leopard 10.5.8, Snow Leopard 10.6.3以上
- ProcessorDual Core 1.5 GHz
- Memory2 GB