2014.09.04
2013年9月、AAAな才能を集めに集めたインディーRPG開発プロジェクトをKickStarterに掲載し、100万ドル以上を集めたProject Phoenixでおなじみの由良浩明氏率いるCreative Intelligence Arts, Inc.（略称CIA）。
昨年の9月に行われた、インディークリエイターのコミュニティーサイト立ち上げを掲げたIndie Streamパーティーに出席いただき、その縁でLA-MULANAを開発されたNIGOROのディレクター楢村さんと仲良くなり、NIGOROさんと一緒にやったLA-MULANA 2 KickStarterプロジェクトの際には、応援メッセージをいただいたり、相当具体的なアドバイスをいただいたりと助けていただきました。
で、そんなCIAさんが、今、新たなプロジェクトの開発資金をKickStarterで集めておられます。 イシイジロウ氏企画・原案のSFアニメ『Under the Dog』です。
「生きる」とは何なのか。「死」とは何なのか。その意味とは…。愛するものを守るため———その限界が今、試される。
SFアクション＆サスペンスアニメ「Under the Dog」。
2025年、日本――。
東京湾岸。東京オリンピック跡地に国連による特別な管理区が設けられた。表向きは東京都が将来的に経済特区を作る為の実験都市。そして管理区に開設されたインターナショナル・スクール。しかしその実態は国連軍諜報組織の隠れ蓑であった。
NATO軍大佐天方が担任教諭として赴任した11年生特別クラス（高校２年）。そこに集められた7人の少年少女はフラワーズと名付けられた特殊技能を持つ暗殺部隊である。
フラワーズは管理区内に済む家族や友人達を、頭部に仕掛けられた超小型爆弾により人質に取られ、強制的に作戦に参加させられる。その作戦とは、世界各地に生まれる人類の希望となる存在の抹殺である。
彼らは逃亡する事も、自殺する事も、作戦の失敗によって死ぬ事も許されない。それらの全ては彼らの家族、友人の死を意味するからだ。その運命の先には”敗北”しか存在しないと、彼らをUNDER DOG（負け犬部隊）と呼ぶ、心ない人々もいた。
そう彼らの任務は今日も行われる。誰にも気付かれない様に誰にも気付かれない場所で。
『428 ～封鎖された渋谷で～』、『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』、『極限脱出９時間９人９の扉』（プレイしてないという方は、今すぐプレイしましょう！）を生み出した、アドベンチャーゲームの名手たるゲームクリエイター、イシイジロウさん。
そんなイシイさんが1997年10月に企画した26話分のストーリープロット。それが、『Under the Dog』です。
人質になった親、家族、クラスメイトたち。自分が死ねば、家族が死ぬ。自分が失敗すれば、家族が死ぬ。自分が逃げたら、家族が死ぬ。
出口のない設定であるからこそ、出口を見つけるべく、主人公たちは、懸命にもがく。そして、物語そのものも。
2014年、この物語をもう一度つくり直し、アニメとして息吹きを吹き込もうとしています。
日本のアニメは、複数の企業が共同で出資する制作委員会という方式で作られます。そのため、時代のニーズをとらえて売れるものを当然目指してつくらなければなりません。しかし、マーケットを狙うことに集中するあまり、クリエイターに制限をつけてしまうという側面もあります。
KickStarterを利用することで、そうした制限がなく、純粋に面白いというベクトルに突っ走った、クリエイターが自由になれる環境のもと、作品を生み出せるのではないか。そうしたものであっても、世の中に受け入れられるのではないか……。
『Under the Dog』は、通常の方式ではなかなか実現できないような悲劇的な設定の中で光を探す物語であるからこそ、そして、クリエイターたちが本当に自分にとって大切な物語をつくれるのかという挑戦であるからこそ、皆々様のご協力が必要なのです。
ということで、興味ある方は応援してみましょう。
お金払って応援したいけど、KickStarterでのお金の払い方がわからないという方は、こちらを。
いくら払えば何がもらえるのか、というリワードはこちらをご参照あれ。
25ドル払えば、とりあえず完成したアニメが見られるから、それ以上払うのをオススメします。ではでは、達成をお祈りしております。
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