
2018.02.04
2018年1月25日~1月29日まで台北ワールドトレードセンターにて開催されました「2018台北ゲームショウ」に出展してきましたので、そのレポートをまとめてみたいと思います。出展した人が現地で会った人から得た情報をベースにしてますので、まああくまでも参考程度にご高覧ください。
先般当ブログでもまとめましたが、中国語圏でのPCゲーム市場が拡大しており、台湾ということで中国本土ではないもののいくらかその空気がわかるかと思い、出展を決定いたしました。なお、東京ゲームショウ出展時に、台北ゲームショウ関係者の方から出展を勧められ、おそらく発売時期だろうということで『ブレイクアーツ2』の出展で申し込み、無事出展が決定いたしました。
台北ゲームショウ本番が始まりましたー! pic.twitter.com/q70fyrN6MV
— PLAYISM (@playismJP) 2018年1月27日
あと、『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』の包丁型DMなんかも配りました。出展自体は、割と好評でした。
(・・・・・・PLAYISMさんのブース [★ほうちょう★])#YUMENIKKI #ゆめにっき pic.twitter.com/NUVRWzTdLJ
— 【公式】YUMENIKKI –DREAM DIARY– (@Y_DREAMDIARY) 2018年1月26日
マップがあった。TGSより、だいぶ狭いな。 pic.twitter.com/4oAYaaVyVO
— PLAYISM (@playismJP) 2018年1月28日
マップをご覧いただくとわかるのですが、三分の一くらいは日本のゲームが出展しています。残りはアジアのゲームですね。欧米のゲームの出展は、ほぼありませんでした。ちなみに、全体スペースは東京ゲームショウの三分の一……くらいではないかなと思います。
どうでもいいけど、どこもお客さんとの距離が激近い。狭いからか、そういうものなのかはわからない。舞台上でお姉さんが直接お客さんと喋ったりしてたから、そういうものかもしれない。 pic.twitter.com/zObHxjJNIb
— PLAYISM (@playismJP) 2018年1月28日
ほとんどのブースには、イベント用スペースが設けられています。PAXなど欧米系のイベントは逆にイベント用スペースというのはほとんどありません。もちろんTwitchなどはあるのですが。
あと、メイン通路みたいなものがありませんので、ものすごく混んでいます。基本的にはまともに歩けません。
スクエニさん、FGOさんのブースあたり。全通路こんな感じ。全体広さはたぶん、東京ゲームショウの三分の一くらいと思う。人は変わらん量来てるかも。そりゃ混むわ。 pic.twitter.com/hwwNsQjQfS
— PLAYISM (@playismJP) 2018年1月28日
コンパニオンのお姉さんが各ブースにいたりもして、台北ゲームショウは、何から何まで東京ゲームショウととても良く似ています。小さな東京ゲームショウ、と思ってもらってもいいかもしれません。あ、でもコスプレしてる人っていうのは、ほとんど見なかったな。
日本以外のアジアブースも多くはアニメキャラが登場するものばかりでした。
あと、イラストのクオリティがすごい。 pic.twitter.com/bxznpwijKp
— PLAYISM (@playismJP) 2018年1月28日
後に、これは香港の会社だよと突っ込みを受けたのですが、まあ参考に……。ともかくアニメキャラのゲームがとても多いので、それもまた日本みたい、という印象を加速させます。
そもそも過去は日本のゲームを輸入して遊んでいたりした文化で、今は日本のスマホゲームを遊んでいたりもして、日本のゲームはそのまま受け入られるのではないか、と感じました。
とは言え、日本のものばかりではありません。PCゲームと家庭用ゲームと同じくらいの割合で存在するそうで、家庭用ゲーム機は日本の影響を、PCゲームは欧米、あと韓国あたりですかね、の影響を受けているように感じます。FPSとかのe-sportsの割合は日本より盛んな印象を受けました。
じゃあ、PCゲームと家庭用ゲームとスマホとどれが一番人気?と聞いてみると、市場的には圧倒的にスマホだそうです。「ソシャゲにすごく課金してる人がいるんだ」と言っていました。確かに、台北ゲームショウでSwitchやPS Vitaなんかを持っている方は一人もみませんでした。皆、スマホをいじってた。
日本のものをそのまましっかり言語対応し、プロモーションしていけば、ある程度受け入られる……かもしれないなとは思いました。
台湾は中国語の繁体字というのが使われています。ちなみに大陸側の中国では簡体字というのが使われています。台湾の方に聞いたところ、台湾の方は簡体字はある程度読めるというかわかるそうです。一方、簡体字圏の人は繁体字はわからない、読みにくいだろうとのこと。
ちなみに、日本語の文字は結構街中でたくさん見かけますが、日本語はほとんど通じません。英語の方が多少通じますが、一般的ではありません。コアなゲーマーの方の中には日本語、英語でプレイされる方もいらっしゃるでしょうが、中国語へのローカライズをオススメいたします。Steamの国別売上ゲームを上から見てましたが、やはり中国語繁体字ないし簡体字に必ずローカライズされているものが売れているようでした。
台北ゲームショウにはインディーゲームコーナー?的なものが存在しておりまして、そこで我々も出展したのですが、インディーゲーム熱というのは割と穏やかでした。人の集まり具合も日本の東京ゲームショウと同じような感じ。まずとにかくAAAタイトルを見に行って、時間があればインディーゲームを見に来る……という感じでした。(ちなみに、PAXだとAAAタイトルに凄まじい行列ができるということはありません。そもそもチケットが枚数決まっているから、というのもありますが、AAAもインディーも関係なく、割とまんべんなく人が集まります)
台湾のインディーゲームコーナー。いっぱいある。ちなみに有名な台湾のインディーは、返校とdeemoとスペースキューブのところだそうです。 pic.twitter.com/lviU4q4DG7
— PLAYISM (@playismJP) 2018年1月29日
台湾のインディーゲームは、大部分はスマホ・タブレット・PCでした。コンソールでゲームをつくっているところは一つか二つか……といったところでしょうか。インディーがものすごく注目を集めている……という感じではなかったですね。
なお、台湾発の有名なインディーゲームは、『返校 -Detention-』のRed Candle Games、『Deemo』のRayark、『Space Cube』のQubit Gamesだそうです。
というような感じでした。何か参考になりましたら幸いです。