
2020.01.21
PLAYISMは、作家ジョージ・オーウェルから多大な影響を受けたディストピアゲーム『Ministry of Broadcast(ミニストリー・オブ・ブロードキャスト)』のSteam版を2020年1月30日に配信開始することを、彼の残した偉大な業績を称え、彼の命日にあたる本日、発表させていただきます。

本作はチェコのデベロッパーMinistry of Broadcast Studiosが、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」の世界観と荒唐無稽なリアリティショーTV番組を題材にして開発した、横スクロールアクションゲームです。
その世界観はダークでありながらもユーモアや皮肉、そして管理社会のバカらしさにあふれており、生きることとは何なのか、国家とは、個人の幸せとは何なのかをプレイヤーに問いかけてきます。
某国。壁は一夜で建てられたかのようにこの国に突如出現し、その壁は家族をも分断した。主人公である赤毛の男は政府が放送するリアリティテレビ番組「ウォールショー」を勝ち抜き、再び家族に巡り合うために、壁の向こう側にあると信じる自由の世界を目指します。ですが、番組を勝ち進むにつれ、主人公は政府と番組の主催者が何を考え、何のためにこの荒唐無稽な番組を放送しているのかに気づいていきます。
果たして約束された「自由」とは何なのか。彼の求める「自由」はそこにあるのでしょうか。
本作は、横スクロールアクションの名作「プリンス・オブ・ペルシャ」のような、ジャンプする、ぶら下がる、避ける、考える、という古典的でありながらも骨太の横スクロールアクション魂を引き継いでいます。
また、そのストーリーと世界観は、簡潔なセリフながらも、背景やNPCとの会話の表現をドットによるアニメーションで表現されており、シニカルでコミカル、時には残酷な世界の中で繰り広げられる非常にユニークなプレイ感覚は、他のゲームには無い、鮮烈で独特な印象をプレイヤーに与えます。