PLAYISMで取扱っているインディーゲーム。
さて、インディーゲームって、そもそも何なの?と思われる方もいらっしゃいますが、
定義が非常にあいまいなコトバです。時代というか年々ちょっとずつ意味合いが変わっているように感じます。
ということで、ちょっと考えてみました。
インディーゲームとは何か
日本語でインディーゲーム、独立系開発ゲーム、自主制作ゲームなどと呼び名がいまいち固定してないあたりからしてあいまいですね。
インディーズ、というと、インディーズ音楽が最初に思い浮かぶ方も多いでしょう。インディーズバンドの意味するところは、わりとすぐわかりますね。大手レコード会社と契約していない、アマチュアバンドというところでしょう。ロになる前の下積み時期なイメージがあります。
細かい話になると、そうじゃない方もいるでしょうけど、まあ、おおむねそういうところかと。
ということも相まってか、インディーズゲームに対する誤解があるように感じております。
インディーズゲームを定義しようとすると、
- 資本的に自立している
- 少人数であること
- 小予算で開発すること
- 一次創作であること
- 大手パブリッシャーと組んでない
- 商業ラインに乗っていない
- プロでない
というところが挙げられるでしょうか。
インディーゲームをとりまく現状
確かに、本来はこういうものだったように思うのですが、今となっては、そうでもなくなりつつあります。
特に、
- 大手パブリッシャーと組んでない
- 商業ラインに乗っていない
- プロでない
といったところですね。
海外においてインディーズゲームの流行、最大の立役者はSTEAMやDESURAといったデジタルダウンロード販売サイトの存在だと思いますが、これは、立派な商業ラインではないでしょうか。
むしろ、こうした新しい商業ラインが現れたからこそ、インディーズゲームが台頭してきたわけですね。つくったものを、比較的自由に売る場所が出来たと。
また、日本作品のSTEAM登録に顕著ですが、カプコンさんなど大手パブリッシャーを介して作品を出す例も多々ございます。PLAYISMも大手ではないけども、一応パブリッシャーです。
最後に「プロでない」という点について。彼らは、完全にプロです。元プロもいます。多くは、ゲーム開発だけで食べていこうとしてます。もちろん趣味で作っている人もいますけども、基本は商業志向かと思います。
となると、
- 資本的に自立している
- 少人数であること
- 小予算で開発すること
- 一次創作であること
- 販売元、販売先は問わない
- プロ・商業志向である
というところでしょうか。国内の同人ゲームは基本は非営利的立ち位置が多いと思われますので、海外インディーズゲーム=日本同人ゲームという公式は成り立たないと考えます。
というわけで、日本国内発のインディーズゲームというのは、今現在なかなか希少な存在なのです。
ちなみに、PLAYISMが掲げる、独創的かつアーティスティックなもの、というのは、インディーズゲームの定義には関係のないものですが、インディーズゲームは往々にしてメジャータイトルに対するカウンターとして発生するものが多い故、比較的インディーズゲームには独創的な作品が多い、というのが実際のところですね。
インディーズゲーム自体が、独創的かつアーティスティックなものでなければならない、というわけではございません。