先日、『ふしぎの城のヘレン』の英語版である『Helen’s Mysterious Castle』をPLAYISMよりリリースいたしました。ボリュームは決して多くない作品ですので、英語にしたのをそのまま有料化するのも何だか忍びないのもありまして、開発者のさつ様にご尽力いただき、エクストラダンジョンを追加いただきました。日本では、こちらを『ふしぎの城のヘレン+』として200円でリリース開始しました。
エクストラダンジョンちら見せ。
さて、本作のローカライズでは、最後の仕上げとばかりに英語OSで挙動を確認してみたところ、困ったことが起こりました。
RPGツクール2000は、MS明朝かMSゴシックか選べるのですが、どちらにしてもこんなつぶれた文字に。これでは読めない…。
今さらRPGツクール2000でつくったゲームを英語ローカライズして販売しようという方は、全国で数えるほどかと思いますが、もしかしたら誰かの役に立つかもしれないということで一応対処方法を記しておこうかと思います。
※RPG Maker 2000というものが販売されましたので、現状はそちらを使えば解決します。
RPGツクール2000 日本語OS以外で文字化けしたら
そもそも前提としまして、本作はRPGツクール2000で開発されています。このツールは、日本語版のみリリースされております。(RPG Makerとして海外版が正式にリリースされたのは、RPGツクールXP以降)
ですので、RPGツクール2000製の作品は、それで英語版をつくって何らかバグが出ようが、英語OSでの挙動自体は一切サポート外となっております。
また、規約に書かれている通りツクールシリーズの改変やディスコンパイル等はNGです。(あれやこれやをごにょごにょすると簡単に直るようですが。)
さて。とは言え、MS明朝にせよMSゴシックにせよ、どちらのフォントも標準でOSに搭載されているフォントなのです。ならば余計になぜ表示されないのかとしばらくああでもないこうでもないとこの問題の解決に無駄に時間を取られたのですが、わかってしまえば、直し方は極めてシンプルで、PC側の設定を日本語にすると直ります。
日本語のwin7でややこしいですが、直し方を解説。
1. Control Panel
2. Region and Language
3. Administrative
4. Language for non-Unicode programs
5. Japanese
で、こうなります。
プレイヤー側にお願いすることになりますので、Readmeに書くとかしてしっかり周知しておきましょう。
わかりませんが、もしかすると英語のゲームやドイツ語のゲームがバグって何か遊べないということがあったならば、逆にこの設定を英語なりドイツ語なりにすると直るのかもしれません。直らなかったら、ごめんなさい。