インディーゲームは、ゲームそのものもさることながら、作家性の高いものですので、そのゲームをどんな人がつくったのか?どんな想いでつくったのか?どうしてインディークリエイターになったのか?というつくり手のことも気になったりしますよね。
PLAYISMでは、もっと掘り下げた形でゲームを応援していければと思い、制作に至るまでのお話や、どのようにして開発者になったのかなど、普段聞けないようなお話をうかがってみました。 今回は『アウェアネス・ルームズ』の開発者GAME NA KIBUNのBomBさんにインタビューしてみました。 GAME NA KIBUNさん、こんにちは!今日はインタビューを受けていただきありがとうございます。まずは自己紹介をどうぞ!
こんにちは。GAME NA KIBUNのBomBともうします。ゲームの世界に飛び込んでしまうような没入感のあるゲームが大好きで、そんなゲームが作れたらなと思いながら現在一人でちまちま作っているサークルです。趣味で主に土日を使ってのんびりゲーム作っています。ゲームを遊ぶのも好きですが、作ることも昔から好きでやっています。
『アウェアネス・ルームズ』は2015年のデジゲー博で初お目見えとなったゲームです。ゲームの要素ありとあらゆる物を作り、自分にとって色々思い出深いゲームとなりました。 『アウェアネス・ルームズ』は徐々に状況が把握できるようになる「認識力」というユニークなコンセプトをテーマにしたとても可愛らしい脱出ゲームですが、このコンセプトはどういった発想から生まれたのでしょうか。
幼少期に見たゲームの世界と、十数年経って見たゲームの世界が違って見えて、不思議に思ったことがそもそもの発端でした。
『ガーディック外伝』というかなーり古いファミコンゲームを幼少期の頃遊んだのですが、幼かった私の目に映る主人公はただの赤と白の短形。赤と白の短形が白い弾を撃って攻撃して、得体のしれない短形の何かを倒して、何がモチーフなのか分からないステージを進み・・・、ゲームの世界を認識することはできなくとも、なぜか楽しみながら遊んでいました。
それから時が経ち、『ガーディック外伝』の動画を見た時に、自分が動かしていた赤と白の短形は人型で、女性キャラクターだったことに驚きました。と、同時に何故ゲームの世界が分からなかったのだろうと、当時不思議に思ったのでした。